triple rainbow
今、彼岸の川岸のほとりを さまよっている人がいる。
私は 小さな声で 呼んでみる。
逝かないで、逝かないでと
静かに 呼んでみる。
なるように すべては
運ばれていく。
そのどれもが 人智の及ばない決まりごと。
そんな事 わかってる。
…それでも もう一度 目を開けてほしくて
私は 祈らずには いられないのだ。
こんなにも ささくれだつのは
自分の世界から 何かが 欠ける事に
苛立っているからなのか？
うっとおしいとさへ 思っていたのに
それさへも私の世界の大切な
カケラだと しった
救急車の中で いろんな事を
思った夜だった
１６日から 3日連続で琵琶湖に 虹が かかったのは このためなの？
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